2022年2月(当時43歳)、乳がんと診断されました。
乳がんのステージ(進行度)はステージ1
乳がんの悪性度(異型度)はグレード1
サブタイプはルミナールA(ホルモン感受性+、HER2たんぱく-、Ki67low)でした。
発見の最初のきっかけは、乳がん検診でした。
しかし、乳がん検診を受けたのは2021年の6月。
診断までに約8か月かかったのですが、なぜそんなにかかってしまったのか…
それは、検診では左で用精密検査だったのに、MRIで右にがんが見つかったからです。
その経緯を書いてみたいと思います。
2021年6月~区の乳がん検診で~
2年に1回の、区の乳がん検診を受けました。(40歳以上対象)
マンモグラフィです。
結果は、左側上部に「構築の乱れ」があるとのことで、要精密検査となりました。
2021年7月~細胞診(左)~
(左)細胞診(生体検査)実施
(右)乳腺症の可能性?(メモが曖昧)
2021年8月~結果、不明~
(左)細胞診の結果、はっきりとわからず…
2021年11月~エコー検査(左)の結果、不明~
(左)エコー検査するも、やはりはっきりわからず…
⇒MRI予約
2022年1月~MRI~
MRI検査実施
…閉所恐怖症気味の私にとって、MRIの機械の中は怖かったです。
2022年1月~右側にがん細胞発見、組織診(右)~
MRIの結果、逆の右側上部にがん細胞が見つかる
(右)組織診(生体検査)実施
2022年2月~乳がん確定診断~
乳がん確定診断
乳がんの種類
診断名は、「浸潤性乳管癌」でした。
①核グレード1
②サブタイプ:ルミナールA
ホルモン受容体 +
Ki67 3%
HER2 -
③ステージ1
※リンパへの転移の有無は、手術時にセンチネルリンパ節生検で判断。陰性でした。
乳がん検診から確定診断まで約8か月かかった理由
経緯の通り、検診で「要精密検査」となった左ではなく、右に乳がんが見つかりました。
乳がん検診後、病側ではない左の乳房の細胞診とエコー検査を行っていましたが、「はっきりわからない」という結果が続いていたので、期間をおいて検査を重ねていました。
そのため、確定診断までに時間がかかったのでした。
乳がん検診結果とは反対側にがんを発見できた理由
それは、MRI検査を実施したからです。
では、「MRI検査をしてみよう」という判断に至った2つの理由を挙げます。
①担当医の勧め
とても優しい女医さんで、説明もわかりやすく丁寧にしてくれる先生でした。
左側乳房の精密検査で「不明」という結果が出て、さて次はどうしようか…という段階で、MRI検査を強く勧めてくれました。
「様子見で、また来年検査しましょう」という判断も候補にあったと思います。
しかし、左側の気になる部分をしっかり見て鑑別したほうがいい。と勧めてくれました。
「もしかしたら乳がんかも…」という心配をしながら過ごすよりも、検査ではっきり判明した方が、気持ち的にもスッキリするのでは。ということでした。
また、下の②にもありますが、私の叔母が若い頃(自分と同年齢の頃)乳がんで全摘をしていることも、先生としては大きな懸念材料として挙げていました。
②叔母が乳がん経験者だった
先にも述べたように、私の叔母が、同年齢の頃に乳がんとなり、全摘をしています。
(今も健在です。)
実親のことではないので関係ないと考えることもできますが、
私自身、子育てをしている中で、遺伝的要素というのを強く感じるようになりました。
親近者の体質や嗜好、気質などは、遺伝的要素の影響が強いと感じているので、かかりやすい病気も同じだろうと思っています。
先生も同意でしたので、すぐにMRI検査を予約した経緯となりました。
乳がん検診のススメ
今回、検診とは反対側にがんが見つかったことは、非常にラッキーなことかもしれません。
もし、MRIを受けずに様子見をしていたら、時間が経過し、リンパ節に転移していたかもしれません。
それにもし担当医が、「様子見でよし」と、MRIの選択肢を挙げていなければ、私も検査を受けたいと言わなかったのではと思います。
とにもかくにも、乳がん検診を強く勧めます。
私の経緯では、結果、「マンモグラフィやエコーや触診で発見できなかったんじゃん…」ってことにはなるのですが、
乳がん検診がきっかけだったことは、事実です。
特に、近親者に乳がん経験者のいる方にはお勧めします。
自治体の乳がん検診は40歳から、というところが多いようですが、
もっと若いうちから乳がん検診が助成でできるようになってほしいと思います。
若者の人口も減っていることですし、税金の使い道としてはかなり生産性のある使い方と思いますが…
ただでさえ、マンモグラフィという検査のハードルが高いのに、自費料金が高ければ足が遠のくのは当然です。
近親者に乳がんの方がいる方は
「あれ、何かこの辺気になるかも?」という程度でもいいので、病院にいってみはどうでしょうか。
その時の担当医の対応(親身になってくれる医師かどうか)も確認することをオススメします。
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